2010年08月31日

父の一周忌。

☆8/29

少しずつ秋の空になってきたかなぁと思うが
まだまだ暑い。でもよく晴れて良かった。

朝、10時に一周忌法要を行う会場のバスが
実家の前に来て近所の人たちを乗せて出発した。

うちの近所の人たちは、沖縄にある「うちな〜タイム」とは
全く逆で、すごく早く集まる習性があり、9時半には
少しずつ集まり出して立ち話をしていた。

ほんとうに暑い中、ありがたいことです。

私と姉は先回りして、お墓の最終掃除を行い
会場へ向かった。

会場にはすでに近所の人たち、親戚、
父と親交のあった人たち等、約80名が
集まっていた。

実家の菩提寺になっているお寺から
住職がいらして、お経をあげ、焼香する。

この住職さんは、お経の間に唄を唄う。
この唄、もちろんアカペラだが、いつ聴いても良い。

せつない旋律で内容はよくわからないのだが
心を落ち着かせてくれるから好きだ。

唄を唄っていたかと思うとまたお経に戻る。

その後、バス2台でお墓に向かい
お花と線香を1人ずつに上げていただく。

かなり暑くしかも喪服を着ているので
じりじりと体が熱せられ、水分を奪われていく。

突然亡くなったことは、身内にとっても
周りの人たちにもかなりショックで、すぐに
癒されるものではないが、こうして節目節目で
法要を行うことによって、少しずつ気持ちが整理され
また明日へ気持ちが向かっていくんだなぁと思った。

再び会場に戻り、皆さんと法要の食事会。
司会は近所の藤野さん。普段こういう仕事を
しているわけではないが、なぜか司会を
やっていただくことが多い。

藤野さんに指名され、施主として
会の冒頭、挨拶をした。

昨年の葬儀の日、本来私が喪主として
挨拶をするはずだったが、その日
海さくらコンサートの出演が決っていたため
葬儀は欠席し、喪主としての挨拶はできなかった。


「本日は父の一周忌法要のために
たいへんおいそがしい中、そしてたいへんお暑い中
午前中からご足労いただきまして誠にありがとうございます。
厚く御礼を申し上げます。
父が亡くなってからあっと言う間に1年が経ちました。
この間、母と姉を支えていただきまして重ね重ね
誠にありがとうございます。

父は一生涯、和菓子屋の職人として生きました。
父が望んでいたであろう、私が和菓子屋を継ぐという夢は
実現せず、私は違う道を歩み音楽を生業としています。
私が家を出てから数年は父もどこか軽く考え、私が
音楽で生きて行くという道を諦め、家に帰ってきて
継いでくれるものと思っていたのだと思います。

ですが、私のデビューが決まったあたりから少しずつ
父の考えも変わっていった気がします。
会うたびに<ライヴにお客さんは来ているのか?>とか
<CDは売れているのか?>とか、よく心配してくれました。

お客さんあっての商売・職業という点では父がやってきたことや意思を
まがりなりにも、私も継ぐことができたのかなぁと思っています。
職人としての努力はまだまだ父には及びませんが
これからも自分の道を高められるように努力していきたいと
思っています。

父は、全くと言っていいほど休まない人でした。
なので、亡くなって初めて長い休暇をとれているのだと思います。

あらぼん[※初盆のこと]の前の日に、うちの母と隣のおばさんの
夢枕に、同時に父が立ったそうです。
心配そうな顔をしていた父に向かって、隣のおばさんが
<心配しなくて大丈夫だよ〜。みんなで手伝って、あらぼん
しっかりやるよ>と言ったら父はすぅーといなくなったそうです。

おそらくこの会場にも自分の一周忌が滞りなく行われているのか
心配して見に来ているかもしれません。ですが一同に集まっていただいた
皆さんの姿を見て安心していると思います。

はなはだ簡単ではございますが、お口汚し[※食事のこと]をご用意させて
いただきましたので、ぜひたくさん召し上がっていただき、父の
思い出話に華を咲かせていただけたら幸いです。

本日は、誠にありがとうございます。」


前日に何度かリハーサルをして、メモを見ずに
施主の挨拶ができホッとした。

その後、いろんな人たちからご挨拶をいただき
終盤、うちの姉と2曲演奏した。
姉がピアニカで参加した「晴れたら海へファーファーファー」と
コーラスで参加した「グランドライフ-7L3EPT-」。

姉との演奏を心から楽しめた。
皆さんから大きな拍手をいただき安心した。

いろんなことが頭を巡った。

この1年、早かったなぁ。

posted by ハシケン at 17:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々のおもひ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月30日

常呂・常楽寺開教110周年記念ライヴ

☆8/23
この時期、台風の心配もあり常呂には前日入りすることにした。

羽田空港で、有希さん、河村さん、そして奄美チームの中村瑞希ちゃん
ASIVIのふもけん (麓憲吾)さん、みっちゃんが揃い、いざ女満別空港へ。
パーカッションの朝倉くんは明日、当日入り。

女満別空港には、常楽寺住職の松平さん、
いつも温かく迎えてくれる浦西さんの2人が
出迎えてくれた。

東京と全く違う気温(約15度差)、湿度。
涼しい。というか、もう寒いかも(笑)。

そのまま会場の常呂町・常楽寺へ。
ライヴ会場になる本堂に機材がセッティングし始められていた。
音響をいつも担当していただく普段は漁師の外村さんと再会。

何となくマイクやスピーカー類も整ったところで軽くリハ。
河村さんがソロで歌う場面で1曲初共演する
有希さんとのリハと、全員参加の曲を軽くさらう。

リハが終わって宿に荷物を置いてから
常呂町の高台にあるバーベキューハウス(バーベキュー専用の建物)に
移動し、歓迎会を催していただく。

いつもながらの大歓迎にただただ感謝。
食べ過ぎを通りすぎた、大曝食。
お世辞も何もなくほんとうに美味しいから食べてしまうのです・・・。

明日が「本番」ということもあり、あまり長時間にはならないようにと
言いながら、これまたいつもお世話になっている新谷さん宅に
お邪魔し歓迎会の2次会(笑)。
ここでもたくさん食べてしまう・・。

食べて食べて、この日、終了〜。

☆8/24

昨晩食べたものが、まだ胃の中にあるような気がしたが
朝はまた、私にとっては既に常呂での定宿の感がある
黒川旅館の朝食が待っていた。

どう見ても3人分くらいのおかずがある。
私を含め6人で食べる朝食はなかなか新鮮だった。
合宿とかしない限りこんなシチュエーションは、ない。
あと奄美の人たちと朝9時前に
一緒にいるのが不思議な気がした(笑)。
私が奄美に行っても夜から朝方までは一緒のことは多いが・・。

その後、奄美チーム3人は網走方面へと観光へ連れていってもらい、
私と河村さんは宿でゆっくり過ごし、有希さんは常楽寺でのライヴ前に
隣町の美幌町でのソロ演奏があるため、その練習へ出かけた。

朝倉くんも無事、常呂に到着して合流。
有希さんが美幌町に出かけたあと、
私、河村さん、朝倉くんは、蕎麦の美味しい寿司屋さんで
蕎麦を食すつもりが休みのため食べれず、また昨夜伺った
新谷さん宅で、たくさんおいしいものをいただく。
朝倉くんは昨日の歓迎会に出られなかったので、その分を
ここで巻き返していた。
asakura_kun.jpg

15時になり常楽寺へ。
サウンドチェック開始。音が定まるまで少し時間がかかったが
最終的に良い音になった。

開演時間を少しおして開演。
120人を超える人たちに足を運んでいただき満員の会場に
まずは瑞希ちゃんのシマ唄が響いた。
瑞希ちゃんの第一声を聴いた瞬間、とてもホッとした。

ちょうど1年前、ハシケン×江藤有希の初ツアーとして
訪れた常呂で、住職の松平さんから
「来年、うちのお寺が110周年を迎えるんですが
ライヴをやってもらえませんか?」と言っていただいてから
ずっと頭の隅にはこのライヴのことがいつでもあり、
紆余曲折はあったが結果的に私を含め5人のミュージシャンで
常呂に来る事ができ、奄美観光大使として
奄美のシマ唄を、しかも世界に誇れる中村瑞希ちゃんの唄を
私が大好きな常呂の皆さんに聴いていただたける瞬間に
立ち会えたことをほんとうに幸せに感じた。

瑞希ちゃんは大島紬を着て4曲披露した。
MCで語る瑞希ちゃんの自然体のしゃべりは良い意味で
シマ唄をうたうときとギャップがあり、お客さんにも
しっかり届いているようで良かった。

そして次に河村さんのソロ。
河村さんがソウルフラワーユニオンを辞めて
本格的にソロボーカリストとして始動してから
私はちゃんとライヴで聴いたことがなく
正直な気持ち、親友としても心配してたところもあったが
声が伸びて気持ち良さそうに歌う姿を
控え室から聴く事ができうれしかった。

ピアノで弾き語る曲も初めて聴いたが良かった。
河村さんセット最後の曲で有希さん、そして
網走に1年の半分は住んでいるという弦楽器奏者の
矢野敏広さんを迎え3人で河村さんの「渚から」を演奏した。
良かった。響いた。

休憩を挟んで「中村瑞希&ハシケン」。
瑞希ちゃんは、大島紬から赤いワンピースに着替えた。
ミニアルバム『TSUMUGI』から「恋」、「記憶の海」、
「今夜、シマに生まれたことを誇りに思う」、そして
私がメインボーカルで「ワイド節」、ラストに「TSUMUGI」。
瑞希ちゃん、私、有希さん、朝倉くんの編成で演奏するのは
久々だったが、お客さんの反応がとてもよく気持ちよく演奏できた。

そして私のセット。編成は私、河村さん、朝倉くん。

「くっついてたい」、「セッション」と続けて、
私よりも先に常呂でライヴをしていて常呂の人たちとも
親交の深いリクオさんの「ソウル」を歌った。

「ソウル」を歌っている最中こみ上げるものがあり
一瞬声が出なくなりそうだったが必死に耐えて歌いきった。
この歌は、どうしてもしっかりと歌いたかった。
そして「美しい島(くに)」。この歌もこのライヴでどうしても歌いたかった。
常呂の風景にも合う曲なのだ。

ラストに、有希さん、瑞希ちゃんを呼び込んで「扉」。
河村さんのギターと有希さんのヴァイオリンが揃うのは初めてでかなり豪華!
そして瑞希ちゃんのコーラスに朝倉くんのカホン。最高だった。
気持ち良かった。

アンコールは、瑞希ちゃん、私、有希さんで「青い月」。
この曲も常呂で演奏したかった曲だ。

ラストに「感謝」。ライヴの全体のしきり役として
最後に1人で歌わせてもらった。


実はサウンドチェックの最中から頭痛があったことが原因で
今ひとつライヴに集中できなそうな予感があったが開演直後、頭痛薬を
もらって飲み、ライヴ中は痛みを感じず演奏できた。

奄美観光大使という立場で、瑞希ちゃんのシマ唄を
常呂で聴いてもらうことができ、まだまだ小さい一歩だが
私の大好きな土地、常呂と奄美をつなぐことができたことで
1つの役目を果たせた気がした。

あらためて常楽寺の開教110周年おめでとうございます。


打ち上げが終わって宿へ帰るとき、輝いていた丸い月を見上げながら
このライヴが無事良い雰囲気の中終わることができたことを一番喜んでくれたのは、
昨年、私が常呂にいるときに倒れてそのまま帰らぬ人となった父なのでは
ないかと思った。

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posted by ハシケン at 12:51| Comment(1) | TrackBack(0) | ライヴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「イチか?!バチ?!」

☆8/20

秩父ホンキートンクに姉みっち。、元たまの石川浩司さん、
つい一昨日18日に一緒にライヴをやったばかりの梅津和時さんの
ライヴ「イチか?!バチ?!」を観に行った。

2部構成の1部しか観ることができなかったが
かなり楽しめた。

ライヴのほとんどが即興なので、常にイチかバチか(笑)。
入場する際に予めお客さんからお題を紙に書いてもらい
それをハコに入れてシャッフル。姉みっち。がそれから
1枚、紙を引き出し書いてあるお題で即興演奏(パーフォマンス)を
繰り広げる。

次にどうなるのかドキドキできる即興は素晴らしい。
先が読めないことの素晴らしさ。

ほんとは普段の生活だって
先が読めないことばかりなのに
そうじゃないと勝手に思い込んでいる節がある。
どこかいつでも安定しているような錯覚に
陥っていまうことがある。

ある意味、多くの人が、その場その場で選択を迫られ
即興をしてるとも言える。

でも電車の運転手がほんとうに勝手な「即興」を始めてしまったら
いつになっても乗った電車は、次の駅に
着かないかもしれない・・、ので困る。

コンビニでさっきまでレジを任されていた人が
急に即興でコンビニ強盗に変身しても困る。
(でも意外とこの手の「変身」ありそうで恐い)

どうひいき目に見ても、うちの姉は石川さん、梅津さんと
比べてしまうと、まだまだだなぁと思うところがあるが、
「トリオ」として考えると姉のようなポジションがないと
それはそれで困ってしまいそう。
秩父だけではなく東京でもやってもらいライヴだと思った。

1部のラストで客席で楽しんでいた私は呼び込まれ
自分の曲「マンマ」の歌ではなく、ピアノを弾いてほしいと
何の打ち合わせもなくステージ上で姉から言われた。
しかも原曲はF#マイナーなのに、Aマイナーでやってくれと・・。

でもピアノだとAマイナーの方が弾きやすいので
良かった(笑)。

自分の曲だが途中のコード進行は全く別のものにして
少し優雅な雰囲気にしてみた。そこに梅津さんと石川さんが
見事に絡む。とてつもない、この人たち。

いやぁ〜楽しかった!
posted by ハシケン at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のおもひ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月24日

ハシケン+梅津和時

☆8/18

今回のハシケン・デビュー15周年記念ライブは
先月の伊藤大地くん、浜野くんとのライブから
3週間しか経っていないのでいつも以上に
あっという間な感じ。

早めに晴れ豆に着けたからゆっくりと準備ができた。

ほどなくして梅津さんも登場。
一昨日のリハーサルで使わなかった笛やピアニカも使い
全部で「6管」。

一昨日とは全く違うアプローチもあり
サウンドチェックの時点でかなり面白かった。

少し押してライブスタート。
1曲目は「ぼくをどこかへ」続けて「君は不思議」。
梅津さんのアルトサックスがウナる。
私も自然と声が大きくなる。

途中休憩を挟む2部構成。
曲を進める毎に、私も梅津さんも「ハシケン+梅津和時」
というデュオを創り上げていった気がする。

それにしても梅津さんの曲の対応力、表現力、
そしてその場でしか出せない即興力にあらためて感動した。
サックスはもちろんクラリネット、バスクラリネットの音の選び方、
あと歌ものとして完成度の高さ…。

新曲「作品71(仮)」も初披露できて良かった。
またぜひ梅津さんとご一緒したい。

ご来場いただいた皆さん、ありがとう〜!

来月の15周年記念ライブ9月編は、
9/21(火)高円寺・沖縄居酒屋「抱瓶」
ハシケン、河村博司、朝倉真司のいつもの編成に加え
超絶ブルースハープ、KOTEZ(コテツ)を迎え
いつも以上に、怒涛のライブ間違いなし!

予約は早めに。お見逃しなく!
posted by ハシケン at 10:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ライヴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月17日

あらぼんとリハ。

昨年、父親が亡くなったので今年のお盆は初盆。
初盆のことを秩父の実家の界隈では、「あらぼん」と呼ぶ。

父親と親交の会った方たち、親戚や近所の人たちが
朝から絶え間なくやってきて線香を上げ、そして
お茶を飲みながら少しばかりだが会話を交わしていく。
13日は約100名いらしたようだ。
ありがたい。

14日になっても来客があり
夜は隣組の方たちとの食事会。

実家のまわりには町内会や隣組という
コミュニティがしっかりとまだ根付いて
機能している。

初めて会う近所の人たちもいて
挨拶をしながらビールをつぎあって飲み
いろんな話をした。

うちの祖父祖母の代から培ってきた
確かなつながりを感じるひとときだった。

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昨日は、明日18日に迫った
ハシケン・デビュー15周年記念ライヴ8月編
「ハシケン+梅津和時」のリハーサルだった。

梅津さんは曲によって、アルトサックス、
ソプラノサックス、クラリネット、バスクラリネットの
4管を使いわけ、ときには曲の中で持ち替えたりした。

1回まず曲を最初から最後まで一緒に演奏してみて
使う楽器が決まるときもあるし、2回目の演奏では
違う楽器にして、しっくりくるときもあり。

約3時間で19曲を合わせていただく。

どの楽器も素晴らしかったが特に
バスクラリネットが最高だった。
まずバスクラリネットの音域の広さにびっくり。
弦楽器でいうとチェロに近いのかなぁ?

さっきまでベースパートをやっていたかと思うと
急にアドリヴのソロを奏でる。

音は柔らかいが、心地よい「主張」をしてくる。
曲の雰囲気・空間を一瞬にして作り出す。
歌やギターとの相性がここまで良いとは思っていなかった。
発見。

明日のライヴも特別な夜になりそう。

このライヴ、見逃してほしくないなぁ。

ぜひ!

8月18日(水)
代官山・晴れたら空に豆まいて
開場18:30 開演19:30
前売\3000 当日\3500(共に1drink別)
問:03-5456-8880

詳しくは
http://hasiken.com/live/2010/08/158.html

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posted by ハシケン at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のおもひ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月05日

11月のフルバンド・ライヴ!

11月のハシケン・フルバンドスタイルでの
ライヴの日程と会場が決まり、やっと発表できます!

11/24(水)渋谷・プレジャープレジャー
http://www.pleasure-pleasure.jp/

渋谷駅から徒歩3分、渋谷109横のビル
渋谷プライム6階です。

ここは元映画館だった会場。
ちとおしゃれです。


メンバーは、

ハシケン(Vo,G)
宮田繁男(Ds)
松永孝義(B)
太田惠資(Vln)
河村博司(G)
福島ピート幹夫(Sax)
関口シンベ新一郎(Tp)
ウメザワノブユキ(Tp)
浜野謙太(Tb)
ヤマカミヒトミ(Fl,Sax)
田中邦和(Sax)
佐藤五魚(key)
朝倉真司(Perc)

という13人編成のラインナップ。
もしかしたら、もう少しメンバー
増えるかもです。

料金や開場開演時間、チケット発売開始日等の
詳細は近々発表します。

11/24(水)
ぜひ空けておいてください。
これはほんとお見逃しなく!!
お楽しみに〜。



posted by ハシケン at 10:46| Comment(3) | TrackBack(0) | 日々のおもひ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月01日

『ハシケンmeets伊藤大地』(ゲスト:ハマケン)

☆7/29

前日までかなりの猛暑だったが、雨が降り少し
涼しくなった。

ハシケンデビュー15周年記念ライヴシリーズは
雨の日が意外と多い。

渋滞に巻き込まれ予定より30分遅く代官山に到着。

浜野くんはすでに会場入りして音出しをしていた。
大ちゃんは私より少し前に到着。やはり渋滞に巻き込まれてた模様。

リハーサルは、チェックする曲と全くしないで本番に臨む曲を
はっきりわけて進めた。
新鮮味を失わないためだ。
リハ・スタートは遅れたが、開場前には無事終了。

晴れたら空に豆まいて近くのカフェで軽く食事。
開演直前に戻った。

1曲目は「乳のみほせ」。
前日のリハでこの曲を1曲目にすることを決めた。
私と大ちゃんの2人だけでこの曲が演奏すると決めただけで
テンションが上がった。

終わり方だけが決っていて、あとは全く決めずに曲が進んだ。
原曲の「乳のみほせ」にはないコード進行と
アプローチで私も大ちゃんも1曲目から飛ばした。
曲が終わった後の拍手で、このライヴが良いスタートを
切れたことを感じた。

2曲目は「テーゲー」。1曲目とは全く違うゆる〜いテンション!
大ちゃんは手ドラム。
「今日もよろしくね」「くっついてたい」と続けたがこの2曲も
いつもと感覚が全く違った。

そして「風の轍」。ハシケン×江藤有希として録音もしたし
ツアーで何回も演奏してきた曲だがドラマーとのデュオは、
新鮮なものになった。

その後、浜野くん登場。
ハシケンハマケンの曲を中心に進めていった。
「たったひとつ」からスタート。
浜野くんとステージに立つと、どうも話が長くなる(笑)。
浜野くんが「そろそろ曲に行きましょう」というサインを
出しているのにもかかわらず、つい話が長くなってしまう。
これは昨年のハシケンハマケンのツアーで培ったものだ。と思う・・。

途中、浜野くんのために書き下ろした新曲
「僕は俳優として生きていきます」も初披露できた。

浜野くんは、テレビ東京系で今放送中の「モテキ」という
マンガを原作にしたドラマに出演中。(浜野くんは7話からの
登場で現在3話放送済みなのでもう少し、浜野くん登場は
待たなくてはいけない)
このタイトルは仮だったが、浜野くんもこのタイトルで良いと
言ってくれたので、このままにした。

トロンボーンも吹けて俳優もできて、だんだんと彼は
谷啓さんの道を歩んでいくのだろうか?

私のフルバンドで以前演奏したことのある「風をくらえ」も
3人でやった。大ちゃんのタイトなドラム。浜野くんの
おおらかなトロンボーン。気持ち良かった。
今後のこの曲の方向性を決めた演奏になった。

浜野くんが入ってから3人でいろいろ話していろいろ演奏したが
あっという間にラストの曲「タカラスカ」になっていた。
この曲ってこんな曲だったっけ?ってやりながら思っていた。
「進化」というか「珍化」というか、大ちゃんと浜野くんに
はさまれ、私は吹き出しそうになっていた。

「タカラスカ」で歌も歌った浜野くんを送り出し
ほんとうはアンコールとして用意していた
「てっぺん」を大ちゃんと2人で。
1曲目の「乳のみほせ」と同じようなテンションが帰ってきた。
つづけて本編ラストは「セッション」。
このときには私も大ちゃんも頭で何も考えてなかったと思う。
体の動くままに演奏していた。

アンコール1曲目は、大ちゃんと2人で「窒息金魚」。
間奏のメロディーは大ちゃんの口笛でやってもらった。

そして浜野くんを呼び込んで3人で「十津川」。
この曲は映像作家・河瀬直美さんが撮り下ろした映像に
つけるために作曲した曲だが、大ちゃんのドラムと口笛が気持ちよく絡んだ。
浜野くんのトロンボーンにもよく合っていた。

大ちゃんは高校時代に私の1stアルバム収録曲を友達と一緒に
カバーしていたらしい。約15年経ちその中の曲をステージで
初めて一緒に演奏した。こういうこともあるんだなぁ。

大ちゃんは私より12歳下、浜野くんは14歳下。
2人はSAKEROCKを中心にグッドラックヘイワや
在日ファンク等もやりいろんな人たちとも共演してる。
その経験値が今回のライヴに集約されていた気がした。

私はライヴをやってる最中、無我夢中であまり実感がなく
一瞬一瞬にただ集中していた。
終わって時間が経ってみてやっといろいろと感じることができた。
今までに体験したことがない面白味があり、いっぱい勉強にもなった。
企画して良かった。

今回のライヴ、目撃してくれたたくさんの皆さん
ほんとうにありがとう!!


追伸・
9/11(土)に私が観光大使を務める奄美大島で
SAKEROCKとの対バンライヴ『ハシケンmeets SAKEROCK @AMAMI』が決定!
私は6人編成でドラムは伊藤大地、トロンボーン浜野謙太。
まだ奄美に行ったことがない人は特にぜひこの機会に!!

詳しくは、http://www.hasiken.com/live/


追伸2・
ハシケン・デビュー15周年記念ソロツアー、京都と岐阜が
決まりました。

10/15(金)京都・パーカーハウスロール
10/17(日)岐阜・高橋商店

詳しくは近々発表します!

posted by ハシケン at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ライヴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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