2013年10月04日

撮影現場にて想うこと

image.jpg

昨日、河瀬直美監督の新作「2つ目の窓」の
撮影現場を初めて見学しました。


一昨年公開になった河瀬監督の
「朱花(はねづ)の月」の時は、
奈良のロケ地には行ったものの
実際の撮影は、見ないまま、
できあがってきた映像を観ながら
音楽を創りだしていきました。


昨年公開になった若松孝二監督の
「千年の愉楽」もエンディング曲となった
「バンバイ」以外は、すでに編集されている
映像を観た上で、音楽を創っていきました。
(バンバイは予め脚本と一緒に送っていただいた
歌詞を見て書き上げた曲です)


かなり前の話ですが、
ユニット「うの花」として
音楽を担当した矢口史靖監督の
「裸足のピクニック」も
撮影現場には行ってません。



なので、映画の撮影現場に
立ち会うこと自体が初めてで、
自分が立ち会うことで
創り出す音楽にどんな影響を
与えるのかも、とても楽しみだし、
新鮮な心持ちで撮影現場に
車を走らせました。



現場に着いたのは早朝5時。
まだ、たくさん星が瞬いてました。


お昼まで、2つのシーンを見学。



ほんとうに、いろんなことを感じ、
考えを巡らせ、想いを馳せ、
あっと言う間に時間が経っていました。



つながるもの。
つながっていくもの。
自然とは?
などなど、ことばにはできない
混沌として整理がつかない「何か」も
たくさん。



あと、
ほんとうの「美しさ」ということ(もの)とは、
どういうことなのか、ということにも考えを巡らせていました。



かけがえのない瞬間を切り取っていくために
河瀬監督のもと、俳優、スタッフ皆さんが1つの
生命体のように一丸となっていく姿が
とても素敵でした。

プロフェッショナルな現場から
紡ぎだされていく映像と絡むことができる音楽を
創りだしていける。
それは、とても幸せなことだと
強く想いました。


また週明けに撮影現場に赴く予定。



1つ1つが、かけがえのないものです。




あらためて、
感謝。






posted by ハシケン at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 2つ目の窓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。