2019年01月23日

母親から教わった2つのこと。

小さい頃から母親から事あるごとに聞かされてきたことが2つある。「体が資本」と「挨拶が基本」。ラップのライムのように韻を踏んでる(笑)。他にあまり細かいことを言われた憶えがない。一度だけ小学生の時、私が学校に行きたくないと言った時に「そんなこと言ってないで、早く支度して行くの!」とキツい口調で言われたことがある。私には学校に行きたくない理由がちゃんとあった。

幼稚園に上がる頃までの私はひょろひょろとして足が弱く腿の関節が外れやすく、姉が遊びに行く時に家にあったパン箱に乗せられて引っ張られ連れて行ってもらってた。足が弱く関節が外れやすいのはどうやら逆子で産まれたことが原因らしいが、病院に行って診てもらったところ医者から「太れば治ります」と言われ、今から考えると何て勝手な診察かと思うけど、そのことを「一生懸命」守って私は食べて食べて太って小学校高学年になる頃にはかなりの体重になっていた。実際足の関節は外れなくなった(笑)。でも同じクラスの子達から太ってることをバカにされるような言葉を浴びせられるようになり学校に行くのがだんだんいやになってしまっていた。こっちにしてみれば「足を治すために太っただけで、ただ好きでばかばか食べて太ったわけじゃない!」としっかりとした言い分があったけど、その当時の私はそういうことを同級生に言い返せなかった。ある日ほんとに学校に行きたくなくなって出発の時間が迫ってきてるのにベッドでうだうだ横になっていたら、母親が急に来てカーテンを開けて部屋を明るくしながら「どうしたの!学校行かないの?」と言うので「学校に行きたくない・・」と言うと「そんなこと言ってないで、早く支度して行くの!」と言う今まで聞いたことのないキツい口調で返された。太ってることをみんなに言われるから、と言う理由は母親に言えなかった。その時、母親はもしかしたら仕事のことや他の何かでイライラしていたのかも知れない。でもその前にもその後にもその時のようなキツい口調を聞いたことがない。その後しぶしぶながらも学校に行くようになって時間はかかったけど中学生になってから部活の野球部以外でも走る事を毎日続けて体重を落としていった。母親と年が明けてから電話で話したけど「年をとって疲れがとれなくなった」と言っても元気な声をしていた。「体が資本」と「挨拶が基本」。この2つの言葉は昨年海外に行った時にもよく思い出していた。この2つを自分の核にしておけば、変に無理はしなくなるし、どこの場所にいようともやっていける。
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posted by ハシケン at 23:16| Comment(0) | 日々のおもひ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする