2019年05月11日

稚内エビナイベントホール着。

昨夜無事稚内に到着、今日は曇りの予報だったけどちゃんと晴れたね!会場の稚内エビナイベントホールに到着。蝦名兄弟のお母さんにあたたかく迎えていただいた。夏の「TEPPPEN MUSIC PARTY」以来。サウンドチェックも良い感じ。あと少しで開演。まずは蝦名摩守俊BANDから。日本のてっぺんの地・稚内で「てっぺん」を超えていく。めっちゃ楽しみ!!!


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2019年05月10日

札幌でヘアカット。

今日はオフ&移動日。髪が伸びてきたけどいつもの奄美のCELLでカットしてもらえるまであと1ヶ月あるからなぁ・・どうしようかなぁと思って、摩守俊くんに相談したら行きつけの美容室を紹介してもらえて連れて行ってもらった。

摩守俊くんの旧知の美容師さんがとても楽しい人で面白くて、カットしてもらってる間、笑いぱなしだった。「今日、ライヴとかなくて人前に出ないなら遊んじゃいますか?」と提案してもらったのはリーゼント風。本物のリーゼントにするには長さが足りないけど、匂いの強い「油」も塗ってもらい気持ちも上がった(笑)。「リーゼント風」は写真だと少しわかりづらいかもね。カットしたてそのままのと一緒に載せておこ。

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Photo by 蝦名摩守俊

カットの後は、摩守俊くんオススメのカレーを食べてコーヒーを飲んで今これを書いている。カレーは濃厚で美味かったなぁ。今日は夕方札幌から稚内へ車移動。河村さんとガチャピンさんは無事稚内に着いたみたいで良かった!明日のライヴめっちゃ楽しみだ!

ハシケントリオ×蝦名摩守俊BAND in 稚内
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2019年05月09日

北見、そして遠軽での出会い。

昨夜の北見カーティスクリークに着いてオーナーの青木さんとご挨拶した時からすでに以前から知ってるような感覚があった。それくらい心地よかった。お店はまだ開店して3年らしいが昔からやってるような「風格」があり、サウンドチェックでの音も素直で気持ちよかった。オープニングアクトのayuさんからすでに良い空気が流れていた。思ってた以上にお客さんに入ってもらえてうれしかった。長いおつきあいをさせていただいている常呂町の皆さんにも観に来てもらえた。

摩守俊くんの歌とギターが釧路に続いてガッチリと出ていてお客さんの心をしっかりつかんでいた。特に「僕と君の世界」という曲での摩守俊くんのアプローチ、凛とした感じが素晴らしかった。この『春はKITACA』ツアーはまだ2日目だがもうかなり長いツアーを一緒に回ってる気になってしまう。それは札幌から釧路、釧路から北見への道中、一緒に音楽を聴きながら色々な話をしながらお互いの考え方などを確かめながら、毎日のようにラーメンを食べ(笑)、広大な北海道の景色を楽しみながら進んでいるからだと思う。

摩守俊くんのライヴの後、休憩をはさんで私は「くっついてたい」からスタート。緩急がすごくよくつけられて理想の演奏ができた。初めて私の歌を聴くお客さんもしっかり反応してくれた。そのあとは「ワダツミの木」。いわゆるノリの良い曲はやらなかった。ライヴ前から決めていた訳ではなく結果そうなった。唯一ビートをはっきり打ち出して歌ったのは「気楽にラフにクール」。沖縄で民謡を習っていた頃のエピソードをいつもより長めに話してから「月光の道」。「レラマカニ」は会場のカーティスクリークの屋根をぶち抜いて沖縄くらいまで声が届く気持ちで歌っていた。だからと言って力まかせじゃなくしっかり緩急もつけられて強く柔らかく歌えた。ふと歌いたくなって歌った「父親」。ラストは「感謝」。

アンコールセッションは先週私の「テゲテゲRADIO」でも流した摩守俊くんの「チェリーマン」。私はウクレレで弾きまくった。顔でもね(笑)。「チェリーマン」初めて参加したけどめっちゃ楽しかったなぁ。そして摩守俊くんが場面場面でブルースハープ、ギターのボトルネック奏法、ピックでフレーズを弾くなどアプローチを変えて素晴らしい彩りを加えてくれた「バトン」。歌ってて気持ちよかった。摩守俊くんの「朝日のあたる街角で」は釧路でのアプローチとは変えてギターを弾いてみた。しめくくりは「美しい島(くに)」。この曲でも摩守俊くんは場面場面でギターのアプローチを変えてきていた。ライヴを重ねることでまた進化していく。それが楽しい。ご来場いただいた皆さん、本当にありがとう!!!またぜひ北見でライヴやりたいです。


今日はホテルをチェックアウトしてから札幌に向かう高速に乗る前に、遠軽(えんがる)方面へ向かった。特に用事があったわけではないけど高速に乗るまでの道すがら遠軽に差し掛かるあたりで2人ともお腹が良い感じで減ってきて遠軽に寄ってみようということになった。遠軽の街に入ってから急に「ズドーン!」という感じで視線に入ってきた大きな岩のような得体の知れない崖のような場所が見えてきた。近づきながら「多分あそこは沖縄でのウタキのような場所で古くから祭祀などを行ってたところかも知れないし、もしかしたらアイヌの人たちに関係してる場所かも」みたいな話をしていたら、本当にそうだった。

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そこは「瞰望岩(がんぼういわ)」と呼ばれてる場所でアイヌの人たちが神に祈る儀式をしていた場所でアイヌ語の「インガルシ(見晴しのよいところの意)」が転化して「遠軽(えんがる)」になったと言われている(詳しくはここも)。摩守俊くんと一緒に瞰望岩の後ろ側に車で行けるところまで行って2人で「お邪魔します」と言ってから入りあとは歩いて登った。「入るな」みたいな雰囲気ではなかったが特別で神聖な空気が漂っていた。その頂きには手すりがなく気をつけないとほんと危ない場所だったが、遠軽の街を一望できる素晴らしい場所だった。快晴で暖かく鳥は鳴き、新芽が樹々から生まれでてそこは春の楽園だった。ふと立ち寄った場所が素晴らしく、こういうことがあるからまたツアーをたくさんしたくなる。遠軽の街を2人で見下ろしながら明後日放送予定の「テゲテゲRADIO」内で流す私と摩守俊くんの対談も収録した。

その後は「トレモロ」という洋食屋さんでパスタランチ。スイーツ&コーヒーも美味しかった。

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そしてまた摩守俊くんに運転してもらって札幌着。明日夕方稚内へ。いよいよ明後日11日土曜日はエビナイベントホールで「ハシケントリオ×蝦名摩守俊BAND」の2マンライヴ。このライヴなかなか道内はもちろん他の場所でもやれない組み合わせ。ぜひぜひ観に来てくださいー!!!

5/11(土)「ハシケントリオ×蝦名摩守俊BAND」in稚内
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2019年05月08日

今夜は北見。

『春はKITACAツアー』今夜は2日目。釧路から北見への道すがら摩守俊くんと色々話しながら楽しい時間を過ごした。途中、森のような場所で気分転換したり。空気が美味しかった。広大な景色。どこまでも続いていく。今夜の会場カーティスクリーク、素敵な場所。初めてとは思えない居心地の良さ(笑)。今夜も刺激的サイコーの夜をお約束。あと30分もしたら開演。まずはOAでayuさんから。新しい出会いに感謝。めっちゃ楽しみ!!


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2019年05月07日

『春はKITACA』が始まった。

昨夜の釧路ペパーミントレーンでの『春はKITACA』ツアー初日。のっけから良い雰囲気だった。摩守俊くんの声とギターがバッチリとガッチリと会場を包み、つかんでいた。お客さんの反応もとっても良かった。

歌は歌う場所によって変わっていく。普段高温多湿な場所にいると北海道の気候は体も心も変化させる。最近気温が高くなったと言いながらもまだ北海道は日本の中で涼しく湿気は少ない方だ。摩守俊くんが運転する車の助手席から眺める広大な風景は昨年行ったヨーロッパを思い出させた。

摩守俊くんのライヴの後、休憩をはさんで私のライヴ。「バトン」か別の曲で始めようと考えていたがギターを持ったら「凛」を歌いたくなったので「凛」からスタート。途中MCで、言おうと思っていなかったのに口をついて出てきたことがある。「摩守俊くんが私の演奏を見て、良いなぁと思ったところがあったら取り入れてもらえば良いし、ハシケン、そこはダメだなぁと思ったら(笑)そこを反面教師にしてやらなかったらいいし・・」みたいなことを言っていた。ここ最近は私よりもかなり年下の人と共演することも多くなり、そういう場合それと同じようなことを心の中で思っているのは確かだけど、それをライヴ中に口にしたことは初めてだった。

摩守俊くんとのツアー、今回もたくさん刺激をもらっている。ありがとう!!!今日は明日に備えてじっくり休む。明日8日は北見カーティスクリーク。開演20時。初めての会場。オープニングアクトにayuさん。また新しい出会いが楽しみ。ぜひ『春はKITACA』2日目をお見逃しなく!

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ライヴの詳細


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2019年05月06日

ただいま。

昨日、伊丹空港から飛んで北海道に入った。まだまだムジカジャポニカのサイゲンジとのライヴの余韻は続いている。今日からの蝦名摩守俊くんとの2マンツアー『春はKITACA』もすでに良い予感がしている。ただいま!北海道。そしてただいま今夜の会場の釧路ペパーミントレーンでサウンドチェック中。私のチェックは終わり摩守俊くんが絶賛音出し中。今夜は最近歌ってない曲も歌おう。あー!めっちゃ楽しみ!!19時スタート。

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2019年05月05日

ムジカ・カルナバル!in大阪。

調べてみたらサイゲンジとの2マンは2008年8月24日大阪マーサ以来。もう11年。2010年11月24日の東京渋谷でのハシケンフルバンドスタイルでの「列車に揺られながら」(この曲についてはこちらも)でケーナを吹いてもらってから考えても同じステージに乗るのは約9年ぶり。

初めてサイゲンジに会ってから同じイベントに出演したり私が下北沢440で隔月にゲストを1組迎えて行なった『Hug』に出てもらったり、中村瑞希&ハシケンのレコーディングでケーナを吹いてもらったり。その頃から彼の音楽に対する熱量や引き出し、高い技術力、お客さんを巻き込んでいく様を尊敬しながら、私とは明らかに違う視点で音を奏でている人なんだなぁと感じていた。昨夜はお互いに年齢を重ね私は50代に突入しサイゲンジも40半ばになりそのことがよりはっきりしたライヴになったと私は感じた。お互いが自分のやりたいパフォーマンスを同じステージ上で見せ合うことができたと思う。昨夜のムジカは刺激をもらいあいながらも、いい意味で2人は「寄り添わなかった」。そこが私は心地よかった。

私がまずは歌った。1曲目「バトン」。そして「くっついてたい」「愛ス」「今日もよろしくね」。「レラマカニ」は今までのびた事がないくらい声がのびムジカの店内を軽くこえ突き抜けていくようだった。前日の高槻ジャズストリートで屋外で歌えたこともここにつながっていた気がする。ギターで「風をくらえ」「てっぺん」。ピアノで「夕映え」、三線で「月光の道」、ウクレレで「感謝」。楽器を変えて曲調が変わっても伝えたい熱量は変わらずに各曲ごとに集中ができ、どの曲も目指していた演奏ができた。私のラストはサイゲンジの曲「風の轍」をピアノで。実はアンコールセッションで「風の轍」を一緒にやろうかなぁと思いサウンドチェックで少し試してみた。でもいざ一緒に音を出し交互に歌ってみたら2人とも独特の違和感を感じ2人でやることはなしにした。でも私は「風の轍」を歌いたい気持ちが強かったので「歌っていい?」とサイゲンジに訊いたら快くOKしてもらったので本編ラストでソロで歌った。同じくカバーしてるリクオさんの「ソウル」と「風の轍」は私にとって大切な同じ場所に位置するカバー2大巨頭。描いてる世界は異なっているけど、どちらも大変な思いや大きな挫折感を体験した人がもう一度歩き出し(歩き出そうとし)再生していこうとする曲だと私は思っている。2曲とも名曲。

休憩を挟んでサイゲンジ。お客さんを巻き込んでいく感じは以前よりも増していた。それは10年以上前には表にさらけ出せてなかった内面や素の部分を自らさらけ出していくようになってきたことも影響してるんだろうなぁとライヴを観ながら思っていた。サイゲンジはもっともっと海外でもやるべきだなぁとも思った。途中サイゲンジも「風の轍」を歌った。同じ曲が別の進化を遂げた姿を見れた。久々にサイゲンジの演奏を客席でじっくり楽しめて良かった。

アンコールセッションでサイゲンジの「アカラント」にピアノで私が加わり、「美しい島(くに)」にケーナで入ってもらった。また次へつながっていく音を一緒に出せた。ご来場いただいた皆さんほんとうにありがとう!!!
サイゲンジとはまた来月奄美での「ムジカ・カルナバル!in奄美」で再会できる。ぜひたくさんの人たちに観てもらいたい。ぜひ観にきて下さいー!

ムジカ・カルナバル!in奄美


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2019年05月04日

お茶の魅力。

物心ついた頃から緑茶をよく飲んでいた。実家の和菓子屋はお店と普段ご飯食べたりする居間(冬は掘り炬燵仕様になる)がすぐ隣だったこともあり、家では作っていない煎餅やチョコやクッキーなどの工場生産のお菓子を卸してくれる問屋さんや和菓子の材料を持って来てくれる会社の営業の人などがその居間で休んだりすることも多かった。父親と母親は仕事場(ここもお店と居間に隣接してる)で和菓子を作っていて中々手が離せない場合、おばあちゃんと小学生の私で問屋さんや営業の人を相手に一緒にテレビを観ながら緑茶を飲んだりお菓子やみかんを食べたりしていた。

おばあちゃんも和菓子作りの仕事を手伝っている時は、私一人でテレビを観ながらポットのお湯を急須に入れて緑茶を「大人」の皆さんに出して自分も一緒に飲んでいた。だからいまだに緑茶を飲むとその頃のことをよく思い出す。

最近は比率的にはコーヒーを飲むことが多いけど、緑茶も気づけばよく飲んでいる。前にここにも書いたけど最近はルイボスティーもよく持ち歩いて飲んでいる。

台湾に行った時にお茶やさんをたくさん見た。倉庫のような場所にお茶がバカでかい缶にいくつも入っていて、そこからチョイスしてグラムで買える問屋さんに行きお茶を買った。高知にお茶を自然栽培してるところがあるらしくいつか行ってみたいと想い続けて何年・・・。台湾に今度行く時はお茶の産地にも足をのばしてみたい。実際に産地を見てみたいと思うのは、コーヒーより圧倒的にお茶。なぜかわからないけど。

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2019年05月03日

高槻ジャズストリート。

会場の富田(とんだ)コミュニティセンターに近づくと私の直前に出演のウルフルケイスケさんの元気な歌声が聞こえてきた。私は勝手な思い込みで「富田コミュニティセンター」の室内でのライヴだと勘違いしていたので広場に設営されたまあまあ大きめの野外ステージでケイスケさんが歌ってるのを観てびっくりした。

ケイスケさんはステージ袖に私がいることに途中気づいて笑いかけてくれてMCでも「次はハシケンくんのライヴだからみんな観ていってね!」と言ってくれた。ケイスケさんの出演が終わり、ステージ袖で挨拶がてらつい最近ケイスケさんが行ってた北海道の話などいくつか話してケイスケさんは次の演奏場所にすぐに行くと言ってその場を離れた。

私のライヴが始まる時、ケイスケさんの時に盛り上がっていた人たちの半分以上は正直いなくなっていたが(苦笑)、私のライヴを心待ちにしていた皆さんがステージから見え大拍手で迎えていただき「くっついてたい」から歌い始めた。天気がよく気温も高めで時々風が吹いた。久々の野外はとても気持ちよかった。そして私の歌を聴くのが初めての地元の方達もじっくり聴いてくれて曲が終わるたびにしっかり反応してくれてとってもうれしかった。

後半歌った「バトン」「美しい島(くに)」の頃には人がかなり増え大勢の人たちが私の歌をじっくりと聴いてくれていた。野外はどこまでも声が飛んで行きそうで気持ちいい。サイコー!「美しい島(くに)」のラスト「うたを引き連れて」は山を越え空を越え遠くまで遠くまで届くように歌った。今日出会えた皆さん、ライヴを観てくれた皆さん、ありがとう!また会いましょう。
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<高槻ジャズストリート・セットリスト>
くっついてたい、ワダツミの木、風をくらえ、てっぺん、きみといたら、バトン、美しい島(くに)。

さぁ明日4日はいよいよSaigenjiとの2マン「ムジカ・カルナバル!」at大阪ムジカジャポニカ。めっちゃ楽しみー!ぜひ!!
http://www.hasiken.com/live/190504live

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2019年05月02日

誰が住んでるかわからない家。

小学生の頃、実家から歩いていけるところに樹々が鬱蒼と茂りそのまま歩き続けたらどこまで行けるかよくわからない不思議なエリアがあった。そこに同級生と一緒に行きカブト虫とか取ったりした。その森のような場所に一軒の誰が住んでるかわからない家があった。

誰かが住んでるようで、でも住んでる人を見たことがない。。古い家だけど手入れをしてるようで「しゃんと」していた。今から思うと周りは椎茸を作ってると思われるような短い木がいくつも立てかけてあり、誰かが出入りしているのは確かだった。

何度もカブト虫とかをそこに取りに行ったが結局その家から人が出てきたり、そこの人と思われる人と出会わないまま私もいつしかそこに行かなくなった。

家は人が住まなくなると周りを蔦が覆いつくしたり、雑草がどこまでも高く生え「自然」の中に取り込まれたり、勝手に朽ちてボロボロになったり。あの「しゃんと」していた家にはきっと誰かが住んでいた。まだあるのかなぁ、あの家。

この方は、家を背負いかぶりながら生きている。
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ラベル:カブト虫
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2019年05月01日

列車に揺られながら。

2007年にリリースしたアルバム『Hug』に収録した「列車に揺られながら」。「走る人」とはまた違うが(「走る人」についてはこちらも)この曲も私の音楽のルーツの1つであるラテンの要素が入った曲。

間奏に出てくるケーナ(ペルーの笛)はSaigenji(サイゲンジ)。2010年11月24日の渋谷でのハシケンフルバンドスタイルでのライヴでもSaigenjiにケーナでゲスト出演してもらっている。

ツアーに出てどうしてもいそぐ必要がある時は新幹線や特急も使うが、在来線やバスで「のんびり移動」も好きだ。車窓から見えてくる風景の中、私はそこを通り過ぎていくだけでそこに暮らす人たちと実際に交流できることはほとんどない。空から俯瞰的に見ることができるのなら電車に乗ってる私と私が車窓の風景として見ている中で生活している人たちはかなり近いところに一瞬いるはずだが、その後実際に出会うことができる人はいたとしてもほんの数人だろう。「出会うこと」のない人たちと隣り合わせの哀愁。

ツアー中、車窓を彩り流れていくその「哀愁」の風景を見ている。ツアーが始まる度にその風景が様々なことを思い出させ胸をしめつけまた明日への道を切り拓く。今週末からまた旅が始まる。5/4土曜日のサイゲンジとの再会ライヴ「ムジカ・カルナバル!」at大阪ムジカジャポニカもめっちゃ楽しみ!


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列車に揺られながら
作詞・曲 ハシケン

響きあうメロディー
車輪とレールがこすれる音
青空に とけてく

車窓には
一生交差することのない
人たちのそれぞれの物語

列車に揺られながら旅はつづく
見知らぬ人が肩にもたれ
どんな出会いがまた旅の中で
待ち構えているだろう

湖に映し出される まだら雲
夕暮れが胸をぎゅっとしめつける

ページを捲るたび旅はつづく
読みかけの本を連れて
急ぐことのない旅の中で
まだ見ぬ君に出会う

列車に揺られながら旅はつづく
くちづさむ恋の唄
どんな出会いが旅の中で
待ち構えているだろう

Hug』ハシケン(2007年リリース)
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『ハシケン・フルバンドスタイル!!! 20101124』DVD
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posted by ハシケン at 23:40| Comment(0) | 曲について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする