
2019年06月19日
面倒くさい行為の心地よさ。
昨夜、ロンドンのヒースロー空港に無事着いてシティに入り宿に落ち着いた。日本とイギリスでは8時間の時差があり常に日本の方が8時間未来を走っている。韓国のインチョン空港からロンドン行きの飛行機に乗ってすぐに爆睡。目が覚めて映画で何か良いのがないかなぁと探してみると韓国映画で「スイングキッズ」というタイトルの朝鮮戦争時代の捕虜の人たちがダンスチームを結成することになった映画があった。エンターテイメントとして面白い内容の部分もあったが、映画の中に散りばめられた戦争に勝った者と負けた者の上下関係の露骨さや、人と人とが争う場面の描き方に非常に重い気持ちになった。戦争はどんなことがあってもやってはいけない。写真は機内食ででたプルコギサムパプ。野菜にご飯とプルコギを載せてサムジャン(辛し味噌)を適量合わせて食べた。美味しかった。ここ最近乗ったヨーロッパの航空会社の食器はプラスチック製だったがここはフォーク・ナイフ・スプーンが金属製だった。あと機内食でわざわざご飯とプルコギを野菜で包むという行為をしながら食べるという、急に揺れるかもしれないのに、その面倒くさい行為を乗客にさせながらも自国の食べ物を提供する感覚に独特の気持ちよさを感じた。良いなぁと思った。いろんな場面で面倒くさいことはできるだけ避ける傾向にあることが多いが、多少面倒くさくても包んで食べる方が美味しいよ。と言ってるみたいで良かったし心地良かった。時々飛行機が揺れるのに少し怯えながら(笑)。
