2019年07月03日

初めてのファド。

昨夜それは突然始まった。お世話になってる家のマイヤさんとポルトガルの大衆的な食堂で一緒にご飯を食べながら色々なこと話してから一軒のファドを聴かせる店に行ったがそこはやっていなくて別のお店へ。エスプレッソを頼んでテーブルにつくとすぐ近くにテーブルは大家族で来てて誕生日会ぽかった。しばらく待っているとまずはポルトガルギター奏者が登場。次にガットギターを持った男性が椅子に座った。そのあと若い女性が一言二言言ったのちすぐに歌い始めた。そのあまりにも日常からの瞬間的な転換が心地よかった。1曲女性が歌い、そのあと男性が歌った。そしてポルトガルギター奏者とガットギター奏者のインスト曲1つ。計3曲を聴いた。心を優しく触ってくるような音楽。そして一瞬にして駆け上がるクオリティの高さ。完全生歌生楽器。また一つのビジョンを見せてもらった気がした。美味しいものを食べ素晴らしい音楽。お店を出てからまた初日の夜に行った売店とバーがくっついたような店に寄った。その近くの店でもファドを演奏してるらしく音が漏れ聞こえていた。

リスボンという街は今から3000年前からあるらしい。いろんな時代の変化を繰り返して何周もしてきた。だからなのか過去と未来が入り乱れどこにいるのかわからなくなる瞬間がある。「楽園」という言葉は軽々しく使いたくないが、ふらっと立ち寄るのならここは相当レベルの高い「楽園」のような気がする。ずっと夢の中を歩いてるような気持ちになる。

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posted by ハシケン at 23:45| Comment(0) | 日々のおもひ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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