会場のトラファルガー広場に着くとステージ上でははっぴを着たみなさんがずらっとステージ上に並び挨拶をしてるところだった。時々太陽が顔をのぞかせるくらいになっていた。晴れ男パワーがんばってる感じ(笑)。軽くスタッフと打ち合わせしてあっと言う間にライブの時間に。ステージに立つと天気があまり良くないのにも関わらず、本当にたくさんの人たちがいた。今年6月7月にロンドンで知り合いになった皆さんもその中にたくさんいて「ハシケン、ハシケン」と声をかけてくれてとってもうれしかった!
歌う曲は、ほんとうに迷ったけど、直前まで悩んで1曲目は「ワダツミの木」にした。サウンドチェックをほぼしない形でのスタートは実はかなりリスクがある。実際モニター環境はあまりよくなかった。でも歌うことに対する純粋な喜びの方がそんなのを簡単に超えていた。ワダツミの木のサビあたりから急に雨が降り出した。この曲が雨を呼んだ気がした。一気に客席に傘の花が開いた。ワダツミの木を歌い終わった後大きな拍手がおこりホッとした。ギターから三線に持ち替え「与那国のねこちゃん」、「月光の道」を続けた。月光の道あたりには雨が上がってきた。そして「ワイド節」。「ササッササッササッ」こ掛け声を英語で説明してコール&レスポンスをしてもらう。最初から大きな声が返ってきた。「ササッササッササッ、セイ(Say)!」と私が叫ぶとそのまま「ササッササッササッ、セイ(Say)!」と大きな声で返ってくる。めっちゃ気持ちよかった!!サイコー!手拍子も加わり盛り上がった。
そしてしめの曲は「美しい島(くに)」。少しずつ曇り空が明るくなっていたのは歌いながら感じていた。そしてじっくりと日本の人たちだけではなくその場にいた人たちが聴いてくれてるのがビシビシ感じられた。そして自分でも全く想像できてなかったことが起こった。ラストの「♪晴れわたれ はるか彼方へ 歌を引き連れて」のところで太陽の顔をのぞかせて晴れだした。そのタイミングが素晴らしく見守られてると感じた。
トラファルガー広場で私の演奏を観てくれて皆さん、声をだしてくれて皆さん、ほんとありがとう!!また会いましょう!!!
