音楽だけに浸れる時間を、
ありがとうございます。
ハシケンさんの声が
なんだか懐かしくて、
涙が出そうになりました。
誰かと一緒にいることが
こんなに難しいことになるなんて
想像もしていなかったから、
新しい日常は少し窮屈ですが、
どうしても大切な人と
会いたくなったなら、
遠くのあの場所へ
行きたくなったなら、
ハシケンさんのうたを
聴こうと思います。
ハシケンさんは、
いつもそばにいてくれるから。
北原由美(南日本放送・ディレクター)
2021年12月31日
2021年12月30日
蝦名摩守俊さん『ひとつ』へのコメント。 #06
のびる道を駒送りで
どんどん進み近づいていった。
思うままの裸の言葉は
静かで丸く温かい。
隣で話してるみたいに
とても近くて正直だった。
ぐっと何かを堪えてる僕がいて
そんな自分がとても恥ずかしくなり
気づけば泣いてた。
詩を聴いてるのに逆に話を聞いてもらってる感覚。
行きたい方へ自由に飛べる本を眠る前に
読んでもらっているような。
そんな安堵感に包まれました。
蝦名摩守俊(ミュージシャン)
どんどん進み近づいていった。
思うままの裸の言葉は
静かで丸く温かい。
隣で話してるみたいに
とても近くて正直だった。
ぐっと何かを堪えてる僕がいて
そんな自分がとても恥ずかしくなり
気づけば泣いてた。
詩を聴いてるのに逆に話を聞いてもらってる感覚。
行きたい方へ自由に飛べる本を眠る前に
読んでもらっているような。
そんな安堵感に包まれました。
蝦名摩守俊(ミュージシャン)
2021年12月29日
福島ピート幹夫さん『ひとつ』へのコメント。#05
『3.11』から10年。
『コロナ禍』から約1年8ヶ月。
人が生と死をリアルに直面する時が
来るとは思いもよらなかった。
このアルバムは「BIRTHDAY」から
始まり「いきゅんにゃかな」で終わる。
「一生」をテーマにした映画だ。
遺書にも感じてしまうくらい
胸をえぐられる瞬間がある。
でも聴き終えると何だか心地よい感触が残る。
ベッドでズーっと横になっていたい感じだ。
今回のアルバムはカヴァー曲が半数以上だ。
1曲上げるなら3曲目の「ほしいもの」。
この感じ『ハシケン』だなぁ。
福島ピート幹夫(ミュージシャン)
『コロナ禍』から約1年8ヶ月。
人が生と死をリアルに直面する時が
来るとは思いもよらなかった。
このアルバムは「BIRTHDAY」から
始まり「いきゅんにゃかな」で終わる。
「一生」をテーマにした映画だ。
遺書にも感じてしまうくらい
胸をえぐられる瞬間がある。
でも聴き終えると何だか心地よい感触が残る。
ベッドでズーっと横になっていたい感じだ。
今回のアルバムはカヴァー曲が半数以上だ。
1曲上げるなら3曲目の「ほしいもの」。
この感じ『ハシケン』だなぁ。
福島ピート幹夫(ミュージシャン)
2021年12月28日
江藤有希さん『ひとつ』へのコメント。#04
やわらかくて、クセになる。
抑えた声は、ピアノの曲でさえ
高らかには歌わない。
だけど、ものすごく伝わってくるのです。
全曲を聴いてもう一度聴きたくなったのは、
オリジナル「しあわせになろう」。
優しげな歌詞に、バッキングというより
サウンドの根幹にさりげなく超絶技巧を
駆使して、ギター好きを唸らせる。
なんですか、コレは。
どうなっているの?
一方で、終盤のオリジナル「苦い砂糖」で
きかせる”ハシケン節”ともいえる力強い歌は
どのジャンルにも分類しがたい鮮やかな個性を残す。
一枚のアルバムで、これだけ曲に振れ幅が
あっても落ち着くのは、すべての曲が、
ハシケンさんの歌とギターまたはピアノとの
一発録りだからでしょうか。
結局、何回もリピートして聴いています。
クセになってしまいました。
江藤有希(ヴァイオリニスト/作編曲家)
抑えた声は、ピアノの曲でさえ
高らかには歌わない。
だけど、ものすごく伝わってくるのです。
全曲を聴いてもう一度聴きたくなったのは、
オリジナル「しあわせになろう」。
優しげな歌詞に、バッキングというより
サウンドの根幹にさりげなく超絶技巧を
駆使して、ギター好きを唸らせる。
なんですか、コレは。
どうなっているの?
一方で、終盤のオリジナル「苦い砂糖」で
きかせる”ハシケン節”ともいえる力強い歌は
どのジャンルにも分類しがたい鮮やかな個性を残す。
一枚のアルバムで、これだけ曲に振れ幅が
あっても落ち着くのは、すべての曲が、
ハシケンさんの歌とギターまたはピアノとの
一発録りだからでしょうか。
結局、何回もリピートして聴いています。
クセになってしまいました。
江藤有希(ヴァイオリニスト/作編曲家)
2021年12月27日
栗田善太郎さん『ひとつ』へのコメント。#03
ハシケンさんはシンガーでソングライターだと認識していた。
勿論間違いではないだろう。
しかしソングライターなのでオリジナル曲の
イメージが圧倒的に強かった。
表現者は奇しくも世界中同じ状況であった
コロナ禍に何を感じ、何を伝えるのか?
今作は10曲中6曲がカバーで4曲が
オリジナルで構成されている。
シンガーとして歌いたいカバー曲、
ソングライターとして伝えたいオリジナル曲を
アーティストハシケンがプロデュースしている。
装飾は削ぎ落とされ、コラージュが散りばめられた
42分の音楽作品として。
しかし、そのコラージュがくるり、
あいみょん、ミッシェル・ガン・エレファントとは!
そしてコロナ禍に生まれたオリジナル4曲の
素晴らしさに打ち震えてほしい。
ハシケンさん流のニュースタンダードである
今作は絶対に必要な音楽なのです。
ラジオDJ 栗田善太郎(BIGMOUTH)
勿論間違いではないだろう。
しかしソングライターなのでオリジナル曲の
イメージが圧倒的に強かった。
表現者は奇しくも世界中同じ状況であった
コロナ禍に何を感じ、何を伝えるのか?
今作は10曲中6曲がカバーで4曲が
オリジナルで構成されている。
シンガーとして歌いたいカバー曲、
ソングライターとして伝えたいオリジナル曲を
アーティストハシケンがプロデュースしている。
装飾は削ぎ落とされ、コラージュが散りばめられた
42分の音楽作品として。
しかし、そのコラージュがくるり、
あいみょん、ミッシェル・ガン・エレファントとは!
そしてコロナ禍に生まれたオリジナル4曲の
素晴らしさに打ち震えてほしい。
ハシケンさん流のニュースタンダードである
今作は絶対に必要な音楽なのです。
ラジオDJ 栗田善太郎(BIGMOUTH)
2021年12月26日
リクオさん『ひとつ』へのコメント。#02
ハシケンの新譜を聴いた。
歌に身をゆだねるうちに、心が鎮まってゆく。
生者のための鎮魂歌のよう。
潮の香りや風のにおいがした。
何か大きな存在、天と地に
抱かれているような懐かしい心地よさ。
空の向こう、あの世とこの世、
過去現在未来、すべてに繋がってゆく感覚。
心と体が一つになって
大切な何かを思い出してゆく。
ハシケンは歌の媒介者だと思った。
我を超えて、ただただ歌と音楽に
身を捧げた素晴らしいアルバムです。
リクオ(ミュージシャン)
歌に身をゆだねるうちに、心が鎮まってゆく。
生者のための鎮魂歌のよう。
潮の香りや風のにおいがした。
何か大きな存在、天と地に
抱かれているような懐かしい心地よさ。
空の向こう、あの世とこの世、
過去現在未来、すべてに繋がってゆく感覚。
心と体が一つになって
大切な何かを思い出してゆく。
ハシケンは歌の媒介者だと思った。
我を超えて、ただただ歌と音楽に
身を捧げた素晴らしいアルバムです。
リクオ(ミュージシャン)
2021年12月25日
青木薫さん 『ひとつ』へのコメント。#01
とてもプライベートな作品、という印象を
受けました。
初めて聴いたときに浮かんできたのは、
夜、どこかの部屋の中、一人で歌う
ハシケンさんの姿。
誰に聴かせるでもなく、自分自身の為に
歌っているようなイメージでした。
けれど何度か聴いているうちに、
これはひょっとして、私だけの為に
歌ってくれているんじゃないだろうか?
という気がしてきました。
そんなわけは無いので、
たぶん気のせいですが。
おそらくこうした時世の中で、
「歌」というものの在り方をハシケンさんは
かなり考えられたのではないかと想像します。
ステージの上で強烈な光を放つのではなく、
ただ一人の聴き手に向けてそっと手渡されるように歌われる歌。
お父さんに絵本を読んでもらっている
子どものような気持ちになりました。
とても好きなアルバムです。
青木薫(画家/イラストレーター)
受けました。
初めて聴いたときに浮かんできたのは、
夜、どこかの部屋の中、一人で歌う
ハシケンさんの姿。
誰に聴かせるでもなく、自分自身の為に
歌っているようなイメージでした。
けれど何度か聴いているうちに、
これはひょっとして、私だけの為に
歌ってくれているんじゃないだろうか?
という気がしてきました。
そんなわけは無いので、
たぶん気のせいですが。
おそらくこうした時世の中で、
「歌」というものの在り方をハシケンさんは
かなり考えられたのではないかと想像します。
ステージの上で強烈な光を放つのではなく、
ただ一人の聴き手に向けてそっと手渡されるように歌われる歌。
お父さんに絵本を読んでもらっている
子どものような気持ちになりました。
とても好きなアルバムです。
青木薫(画家/イラストレーター)