2019年02月16日

ユタ神さま。その3

昨日のブログからのつづき。

栄さんに干支と生年月日を伝えて以来全く声を発していないうちに栄さんから私の体調のことや家族について伝えていただいた。そして突然「本題」に入った。

音楽に関することを2つ栄さんはゆっくり話し始めた。「あなたが歌う(あなたがやっているようなシマ唄以外にアレンジしたスタイルでの、という意味に私にはとれた)ワイド節は誰にも勝てません。だから自信を持って歌ってください」「あなたは高い声や強い声でいつも歌いたいと思ってるけど、あなたの本当の声の魅力が伝わるのは低い声でささやくような歌い方です」。

今から思うと不思議で感慨深い光景だ。ユタ神さまにプロデューサーのような見地からの歌唱指導をしていただいた。

確かに栄さんにお会いする前に作ってきた曲の中に意識的に「低い声でささやくような歌い方」をするように作った曲はない。やさしく歌っていても音域的には高めの曲が多い。アルバム『赤い実』に収録した曲の中に「For You」「青、生る」の2曲は低めの音域で歌っているけど意識的に「低い声でささやくような」歌としては作っていない(「For You」はジャズピアニスト板橋文夫さん作曲。「For You」についてはこちらもぜひ)。

栄さんにお会いしたあと作ったアルバム『青い月』に収録した「ワンナイトサンバ」と「タワー」は低い声でささやくような歌い方ができる歌を意識的に作って実践してみた曲。ここ最近は以前より低い音域が出るようになっている。高い音域に関してはありがたいことにデビュー時と全く変わらない感じで出せるし、裏声を返す唱法では以前より裏声の声も太くなっている。デビューした時よりも歌える音域は広くなりしかもまんべんなく声が出るようになっている。いつまで今のように歌えるかわからないが歌っていないと声は出なくなるのは確か。体調に気をつけつつ喉のケアをしながら「低い声でささやく」歌も増やしていきたい。

私がずっと声を発さないので(こちらから質問する必要がなく私が知りたいことや訊きたいと思っていなかったことまで答えていただきアドバイスもしていただけたからだけど)、最後に「質問したいと思ってここに来たのにそれは訊かなくていいんですか?」と栄さんの方から訊いていただいた。ここが一番驚いた。そこまで見えてしまってるか・・。確かに1つ訊きたいことがあったが同行した3人には聞かれたくないなぁと思い質問するのは止めようと思っていた。質問したいと思ってきたのは当時の恋愛の悩みに関してだった。「それはね・・・あなたがどうやっても動かない。だから今は放っておくしかないです」と言われた。結局こちらから一切質問しないまま全部栄さんが話して終わった。

栄さんは私が音楽を担当した2014年公開の河瀬直美監督作品「2つ目の窓」でユタ神さまとして出演している。初めてお会いしてから約10年を経てスクリーン上で「共演」を果たした。

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posted by ハシケン at 20:02| Comment(0) | 日々のおもひ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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