2019年03月13日

セッション。

1stアルバム『Hasiken』の1曲目に収録した「セッション」は元々は歌詞がなくインスト曲としてユニット「うの花」(うの花を一緒にやっていた荻原崇弘<オギ>に関してはこちらもぜひ)でやっていた。うの花として音楽を担当させてもらった映画「裸足のピクニック」(矢口史靖監督作品)のサントラに収録した「セッション」が原型。うの花のオギが作曲した6拍子のブルース進行の曲で1960年代リー・モーガンやその時代のアメリカのジャズシーンで流行った「ジャズ・ロック」や「ファンキージャズ」とも言われた音楽に近い匂いがした。

うの花が活動休止になり93年沖縄民謡を習った後、原曲になかったBメロを私が作って全体の歌詞も考えた。「小舟の舳先は陸(おか)に向かってる」という出だしの歌詞が出た時はめっちゃ興奮した。正に伝えたかった気持ちがそこに写し取られていたからだ。Bメロに出てくる歌詞は私の故郷・埼玉県秩父の方言が使われている。「なから」は「かなり」の意味。「よいじゃーねー」は「容易ではない(簡単なことでない)」。「わきゃーねー」は「わけがない(簡単、すぐ、時間が短い)」。作った当初、標準語を使うより自分にとって、とても身近な言葉で歌うことで独特のドライヴ感が増したような気がした。

大ちゃん(伊藤大地)は高校の自由の森学園在学中に友達の松元大地くんのバンドでこの「セッション」をカバーしている。その縁もあってハシケンmeets伊藤大地の1stCD『ミチル』でライヴと同じ感じで2人で一発録音した。


セッション
作詞:ハシケン 作曲:荻原崇弘・ハシケン

小船の舳先は陸に向ってる
魂くすぐるのは誰だ
体が喜ぶ ホッホッホッホー

僕のこと取り巻くすべてが味方
魂くすぐるのは誰だ
体が喜ぶ ホッホッホッホー

体のタイコが騒々しいや 体のタイコが騒々しいや
体のタイコが騒々しいや 体のタイコが騒々しいや
体のタイコが騒々しいや

体のタイコが騒々しいや 体のタイコが騒々しいや
体のタイコが騒々しいや 体のタイコが騒々しいや
体のタイコが騒々しいや

なから来たさ よいじゃーねー道程を
月日が経つのも わきゃーねー話で
晴れ渡る まともに南風
あと少し あと少し あと少し

小船の舳先は陸に向ってる魂くすぐるのは誰だ
体が喜ぶ ホッホッホッホー

なから来たさ よいじゃーねー道程を月日が経つのも 
わきゃーねー話で
晴れ渡る まともに南風
あと少し あと少し あと少し

小船の舳先は陸に向ってる魂くすぐるのは誰だ
体が喜ぶ ホッホッホッホー
体が喜ぶ ホッホッホッホー
体が喜ぶ ホッホッホッホー

1st Hasiken.jpg

michiru.jpg

posted by ハシケン at 21:02| Comment(0) | 曲について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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