2019年04月15日

人との出会い。

人との出会いはほんと奇跡の連続なんだなぁと最近特に感じる。元はと言えば誰かが紹介してくれたおかげで出会えて、またその誰かが紹介してくれたり繋げてくれたりして出会えたり。ほんとちょっとしたズレで、すごく近くにいても出会えなかったりもあるんだろうなぁ・・。あの時あそこにいたんだ!って後で出会えた時にお互い思えたらいいけど、そう思うこともなく会えないままの人もたくさんいるんだろう。会えるも会えないも運といえば運かもしれないが出会えてよかった、出会えて幸せだと思えることはほんとうに素敵だ。素晴らしい。出会えたことに心から感謝。すで出会えてる皆さん、これかもよろしくお願いします!まだ出会えてないけど近いうちに会えそうな皆さん、会える日を楽しみにしてますー!

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ラベル:感謝
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2019年04月14日

仕込み本格的にスタート。

5月25日からの3日間、愛媛3会場での『つむぐうた大盛況御礼参りツアー』のサブタイトルが「今回は三線多めで行きますよ」。いつものライヴより三線の弾き語りを多めにやろうと考えていて沖縄民謡その他三線を使う曲を増やそうと思っている。愛媛でのライヴまでまだ1ヶ月以上あるけどほんとうの意味で体に染み込ませるには時間が足りないくらい。さて今日から仕込み本格的にスタート。お楽しみにー!

『つむぐうた大盛況御礼参りツアー〜今回は三線多めで行きますよ〜』
5/25(土)愛媛県西予おめぐり庵5/26(日)愛媛県松山KeepOn5/27(月)愛媛県新居浜キッサコ


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posted by ハシケン at 11:05| Comment(0) | 日々のおもひ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月13日

ズルい楽器。

今まで実際にその音を生で聴いたことがあって、プラスできたら共演経験がある楽器の中で私が「ズルい楽器」と呼んでる楽器がある。私が「ズルい楽器」として決めるために1つ大きな条件がある。それは「1音出しただけで、その楽器特有の世界へ引きずり込むことができる」。

昨年まで「ズルい楽器」は3つだった。まず1つ目は私のCDやライヴで数多く共演歴がある高田漣くんが得意とする楽器の1つ『ペダルスティールギター』。漣くんの他にアルバム『感謝』と『限りなくあの空に近い』に尾崎孝さんにもペダルスティールで参加していただいている。ペダルスティールの「ズルい」とこは何と言っても見た目に何をどうしてるかよくわからないのに(笑)独特の浮遊感や哀愁を漂わせその世界に引きずりこむことができるところ。私の曲の中で代表的なのは「凛-りん」(『感謝』収録・尾崎孝さん演奏)、「今日もよろしくね」(『Hug』収録・高田漣くん演奏)、「下北沢」(『Hug』収録・高田漣くん演奏)。

2つ目は『バンドネオン』。アルゼンチンタンゴの象徴的な楽器。この楽器もほんと「ズルい」(笑)。生では何回も聴いているが共演経験は残念ながら、ない。チャンスがあればライヴで共演もしたいしレコーディングにも参加してもらいたい。まずはバンドネオンが活かせる曲を書きたいなぁ。20代の頃コンサートで観た京谷弘司さんのバンドネオンは衝撃だった。「ハシケン×江藤有希」の江藤さんとよく共演してる早川純くんのバンドネオンも素敵だ。バンドネオンと言えば絶対外せない「アストル・ピアソラ」。20年前にピアソラの「リベルタンゴ」を漣くんと一緒に演奏したことがある。1つ目と何気につながってた!映画『ピアソラ 永遠のリベルタンゴ』は観たいと思ってたけどタイミング合わずまだ観れていない・・。バンドネオンの音色は人間の声以上に人間の心の奥底に眠っていたり沈殿している感情をあぶり出すような気がしてる。そして哀愁。ピアソラの音は特別「ズルい」。

3つ目は『チェロ』。カエターノ・ヴェローゾを始め様々なアーティストとの共演で知られる「ジャック・モレレンバウム」のチェロは「ズルい」。特にカエターノとの共演ライヴは大好きだ。チェロは音域が思ったより広く、その音域はちょうど男性の声と見事にかぶっている。だからデュオとかで演奏する時は音域の近さから音があたってしまう危険性があるなぁとよく思う。でも音域が近いことで歌に寄り添ってもらうことやベースの音域までカバーできることもあり弾き語りとチェロのデュオの発展性や追求していく点がかなりあるなぁと感じている。ライヴ共演やレコーディングに参加してもらってるのは、橋本歩さんと薄井信介くん。歩さんが初めて私のCDに参加したのは『青い月』収録の「空へ」。サビの中でどうしても弾いてもらいたいフレーズが1つあってそれを指定させてもらったがそれ意外は歩さんがその時作り上げてくれたもので曲を構築した。歩さんとはデュオライヴ、そしてハシケンフルバンドスタイルでもチェロを弾いてもらったりライヴバージョンの「赤い実」のストリングスアレンジも担当してもらってる。薄井くんは2009年「中村瑞希&ハシケン」のCD『TSUMUGI』のレコーディングで初めてチェロを弾いてもらった以来、私が音楽を担当した映画「朱花(はねづ)の月」(河瀬直美監督作品2011年公開カンヌ国際映画祭公式ノミネート)でテーマ曲、そして映像を観ながらのアドリヴ演奏まで素晴らしい演奏で参加してもらった。ハシケンmeets伊藤大地『ファンタジー』の「この世界で」「バトン」にも。バイオリン、ビオラ、コントラバスなどのクラシックに使われる弦楽器では感じない「お腹の中心(ある人が言っていたが「子宮に響く音」らしい)」への振動を私には感じる。そしてやはり哀愁。私が「ズルい楽器」と感じる楽器には必ず「哀愁」を感じている。バイオリンにも哀愁を感じるが、チェロの哀愁はより深く、人生の「澱(おり)」のようなものも含んでる気がする。実はチェロを独学で少し弾いていた時期がある。だからチェロと弓がそこにあれば一応音を鳴らすことはできるけど自由に弾くことはできない。あの楽器を自分の弾きたいように弾ける人のことを「ズルい」とも思ってる(笑)。

このブログの冒頭、昨年まで「ズルい楽器」は3つだった。と書いた。昨年「ズルい楽器」が新たに1つ増えた。アラブの琴『カヌーン』。昨年広島オーティス!のオーナー佐伯さんから紹介していただきドイツのベルリンで2回共演したベルリン在住の増田真吾さんが奏でるカヌーン、1音弾いてもらっただけでその音に魅了された。「これはズ、ズルい・・」とすぐに思い「ズルい楽器」認定!ベルリンでは「美しい島(くに)」「バトン」などで参加してもらった。来月、真吾さんが日本に帰ってくるタイミングと私がツアーをするタイミングがうまく合い、しかも四国で会えそうだったので高松ラフハウスで国内初の共演をさせてもらうことになった。私の曲にもちろん参加してもらう予定だけど真吾さんのソロ演奏もとても素晴らしいので楽しんでもらいます。ぜひ観ていただきたい。真吾さんのカヌーン、ほんと良いですよー!

『ハシケン&増田真吾LIVE!』at高松ラフハウス
歌にやられるボーカリスト・ハシケンと、現在ベルリン在住のカヌーン(アラブの琴)奏者・増田真吾が昨年の2度のベルリンで共演を経て今回高松だけのスペシャルライヴが決定!ハシケンと歌とカヌーンの美しい音色が合わさり極上の世界が広がります。
詳しくは→ http://www.hasiken.com/live/190521live

色々なアーテイスト名を書いてみたけど、気になる人がいたらぜひ自分で検索やチェックしてみてくださいねー。


真吾さんの「カヌーン」。見た目も音色も素晴らしく「ズルい」。
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真吾さんの演奏を観ることができる映像。
posted by ハシケン at 13:47| Comment(0) | 日々のおもひ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月12日

気持ち。

遠く離れていても気持ちがしっかりと届いてあったかくなる。

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ラベル:気持ち
posted by ハシケン at 23:47| Comment(0) | 日々のおもひ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月11日

グランドライフ-7L3EPT-。

記念すべきデビュー曲となった「グランドライフ」。この曲の元々のタイトルは「7L3EPT」(セブン・エル・スリー・イー・ピー・ティー)。父親のアマチュア無線の「コールナンバー」が由来だ。

「グランドライフ」のサビのメロディが出来上がった場所は実家。1994年のある日、その日実家に帰っていて夜作業が終わって誰もいない業務用蒸し器やあんこを炊く大釜がある部屋でギターを弾き続けていたらサビのメロディが出てきた。この時すぐに思ったことは「ポップすぎるなぁ」だった。今から考えるとポップすぎるとは思わないけど当時はそう強く思い自分には合わないのでは、と考えた。ただそのあと何回もそのメロディを繰り返して歌っているうちに自分にフィットしていく感覚があって少しずつ歌詞の断片も生まれていった。「三途の川を渡るときに走馬灯のように浮かび上がる思い出やイメージを大好きな人と一緒に見て、最後見送られていく」という曲を書き上げた時にタイトルをどうしようかと悩んだ。1つの言葉に集約するのが難しく、自分で作った曲をどう呼んだらいいかわからないまま時間が過ぎた。ある時父親が知り合いの人たちとやっていたアマチュア無線で使ってるコールナンバーの響きがとても気になった。父親のアマチュア無線のIDナンバーのようなものがたまたま「7L3EPT」だった。これを声に出してみるとなんとも言えない良い響きだった。どこにも属さない感じもして気にいって曲のタイトルにした。

95年4月から出演したTVバンドオーディション番組「えびす温泉」は1週目挑戦者として「乳飲みほせ」を演奏した(この番組についてはまた別の機会に)。「乳飲みほせ」と相手のチャンピオンバンドの曲で審査員が「3対3」に割れ同点となった。そこで急きょ番組の司会者だった鈴木慶一さんが1票持つことになり「来週もハシケンを観たい」と言っていただきチャンピオンになれた。そして2週目「7L3EPT」を演奏した。その時の審査員の皆さんの反応がすごく良かった。音楽のキャリアを積んできた人や音楽の仕事に深く携わっている人に初めて自作の曲を評価されたことで今までにはない身震いをしたことを今でもはっきり思い出せる。

歌詞の最初に出てくる「空の穴」は、偶然日本通運の美術品を梱包して輸送するバイトで出かけた上野の東京都美術館の外に展示してあった現代彫刻「マイ・スカイ・ホール」(井上武吉さん・作)を見た時に強い衝撃を受け、そのまま感じたことを歌詞にしている。「マイ・スカイ・ホール」は各地にあり広島でよくライヴをやらせてもらっているオーティス!から歩いていける場所にもある。(広島のマイ・スカイ・ホールについて書かれたもの

2ブロック目のAメロに出てくる「モラ」は、中米に位置するグアテマラの織物。人や動物、鳥などがモチーフになっていて鮮やかないくつもの色の布を重ねて柄に合わせて布をくりぬいてその周囲を細かくまつってあるもの。姉が店長を務めていたメキシコ民芸品屋さん「カフェ・イ・アルテ」で時々バイトをやらせてもらう機会があり「モラ」を初めて見た。「カフェ・イ・アルテ」については「走る人」という曲に関しても深く関わっているのでまた別の機会に。

「グランドライフ」は、CDに収録されたものが3バージョンある。95年12月リリースのシングル、96年1月リリースのデビューアルバム『Hasiken』は同じバージョン、98年10月リリース『感謝』のバージョン。沖縄で一発録音された私の弾き語りに尾崎孝さんにラップスティールが重ねていただいた。そして2016年リリースのベスト盤『うた』のバージョン。このバージョンは全くのソロ。バンドの「Hasiken」として収録したバージョンはその中でも一番時間が短い。短いと言っても6分以上ある。『感謝』や『うた』のバージョンは9分以上。作った時からすでに9分以上の長さがあったが、最初のバージョンが短くなった理由はレコード会社ビクターの意向だ。デビューシングルが9分以上はさすがに長すぎるからできるだけ短くしてほしいとのことだった。あと「7L3EPT」では意味がわからないので普通の人でもわかりやすいタイトルを考えてほしいと言われた。おそらく今なら「7L3EPT」の方が変で面白いからこれで行こうという話になると思う(笑)。曲の骨格をできるだけ失わないように短くして(結果さっきの「モラ」が出てくる場所はカットになり間奏や繰り返される部分が少しずつカットされてる)。タイトルは考えてほしいと言われてから数日後ふと浮かんだ「グランドライフ」がそのまま正式なタイトルになり「7L3EPT」は副題として残った。

逆に最初のバージョンにはあるのに『感謝』や『うた』のバージョンにはない部分がある。「気づいた時には山の上に・・」から始まるブロックの中で歌われるコーラス部分だ。バンド「 Hasiken」のメンバーだった姉と上村美保子さん(現・ももなし)が担当している。映画のような手法(同じ情景を映しているのにカメラの視点を変えることで違う意味を観てる人に提示するような方法)を音楽でやってみたくて私が歌うメインとは違う歌詞を2人に歌ってもらっている。下に改めて書いた歌詞の中ではカッコの中に書かれてる。

歌詞のラストに出てくる「見送る人たちが小さくなっていく 手を振る 手を振る」は、初めて沖縄に一人旅に出かけた時東京の有明埠頭からフェリーに乗った時出航して岸を離れ夕暮れに染まっていく有明埠頭から手を振る人たちが小さくなっていった情景がモチーフだ。その旅をする以前と後では人生を大きく変えたターニングポイントになりこの歌を作り歌うことで新しい人生を歩き始めた。

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グランドライフ -7L3EPT-
作詞・曲 ハシケン

空の穴が産みおとしたひねくれた像を映す
鏡張りの球はとてつもなくでかい
見えるはずもない裏側の世界や
移ろう雲の流れ 君の心さえも取りこんでしまう

月にそそぐ赤い河は
錆びた鉄の匂う白い木綿
女達は染めて縫いあわせた
モラが今飛び立つ
逆上がりのできない子供達を見下ろして

よりそって燃える火を見ながら
朝が来るのを待ってる
長くキスした
風に乗りどこまで飛ぼうか
ずっとずっとずっと
美しくあふれる海を見ては
朝が来るのを待ってる
泣いたのは誰
風に乗りどこまで飛ぼうか
ずっとずっとずっと

気づいた時には 山の上に
(気づいた時 高く澄んだ青い空 山の上に高く澄んだ青い空)

高く澄んだ青い空 主の帰らない廃墟をめざし
(崩れ落ちそう 今頃来ても 遅すぎるさ)

赤い服着た列が並び
(上下赤で男女入り乱れの列がずっと先まで続いてる)

主義主張をなくして 高らかに歌う サンタルチア
(声張り上げて一人だけひどく音はずれてる)

よりそって燃える火を見ながら
朝が来るのを待ってる
長くキスした
風に乗りどこまで飛ぼうか
ずっとずっとずっと

美しくあふれる海を見ては
朝が来るのを待ってる
泣いたのは誰
風に乗りどこまで飛ぼうか
ずっとずっとずっと

遠い星が爆発した日
焼けた灰は海へ骨は山へ帰る頃

よりそって燃える火を見ながら
朝が来るのを待ってる
長くキスした
風に乗りどこまで飛ぼうか
ずっとずっとずっと

いとおしくあふれる海を見ては                            
朝が来るのを待ってる
泣いたのは誰
風に乗りどこまで飛ぼうか
ずっとずっとずっと

よりそって美しい星に
朝が来るのを待ってる
死んだら人はどこいくの
風に乗りどこまで飛ぼうか
ずっとずっとずっと

見送る人たちが小さくなっていく 手を振る 手を振る
見送る人たちが小さくなっていく 手を振る 手を振る

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posted by ハシケン at 22:12| Comment(0) | 曲について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする